スプリングバンク 17年 1996  ウィスキーライヴ2014  58.7%

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スプリングバンク 17年 1996  ウィスキーライヴ2014  58.7%
SPRINGBANK 1996 Bourbon Barrel , 17 years old  

スプリングバンク17y・ウィスキーライヴウィスキーライヴ2014

 

スプリングバンクからリフィルバーボンバレルの17年熟成が登場です。

香りはキャンベルタウンの特徴でもある潮っけを感じさせる独特の香り。
レモンピールやグレープフルーツなどの柑橘系アロマとバーボン樽由来のバニラ香が
漂ってきます。

口に含むと、カスクストレングスらしいボリューミーな刺激がいっぱいに広がり、
塩辛いウィスキーとはコレのことだ!と、つい思ってしまいます。
しかし、慣れてくるとだんだんとマスカットのような香りが現れてきて面白いです。

想像よりも軽やかな余韻で、飲み疲れしない印象です。
この辺は、シェリー系ではなくバーボンバレルの良さですね。

オフィシャルボトルのシングルカスクは、あまり多くないスプリングバンクだけに
好きな人にはたまらないウィスキーだと思います!

 

スプリングバンク蒸留所スプリングバンク・ロゴ

今年は、「ウィスキー検定」という新しい検定試験がスタートするそうで、
12月の試験に向けてウィスキーの勉強に励んでいる方も多いようですね!

まだ申し込み期限内のようです。ご興味のある方は「ウィスキー検定」で検索してみてください!

というわけで、スプリングバンク蒸留所の試験に出そうな情報をチラッと。
ポイントは、、、

・キンタイア半島のキャンベルタウン
・ミッチェル家の独立資本
・全ての麦芽をフロアモルティング
・アーガイル公のクロスヒル湖
・瓶詰め設備を持つ蒸留所

スプリングバンク蒸留所は、スコットランド西岸のキンタイア半島先端のキャンベルダウンという小さな町にあります。

漁業の町であったキャンベルタウンには、最盛期には30以上の蒸留所が集まり
世界のウイスキーの中心地でした。しかし、現在はわずか3つ!!
「スプリングバンク蒸留所」「グレンスコシア蒸留所」「グレンガイル蒸留所」だけ!!

創業は1828年で、スコットランドでは数少ない独立資本の蒸留所で、ミッチェル家が経営しています。
独立資本の蒸留所ってすくないんですよー。

ミッチェルさん、すごーい!て感じです。

 

スプリングバンクといえば、すべての麦芽を自家製麦(フロアモルティング)でまかない、
初留釜は石炭での直焚き、自社でのボトリングという最終工程までの
全てを蒸留所内で行っている珍しい蒸留所なんです。

仕込み水は蒸留所から5キロ離れたキャンベルタウンの南に位置する「クロスヒル湖」の水を使用しています。
ちなみに、この「クロスヒル湖」は19世紀にアーガイル公キャンベルが、
キャンベルタウンの蒸留所のために造った人工の貯水池です。

なので、キャンベルタウンにある3つの蒸留所全てが「クロスヒル湖」を使っています。

ここで問題です。次のうち「クロスヒル湖」を仕込み水として利用していない蒸留所はどこ?
1、スプリングバンク 2、グレンガイル 3、グレンゴイン 4、グレンスコシア

てな感じで4択式なら、ありえるかも!?

 

そんな感じで、スプリングバンク蒸留所は、今日も伝統の味を頑なに守り続けているのです。
味は湖風を含んだ爽やかなブリニー(塩味)で香りは優雅な甘さがあるのも特徴です。
キャンベルタウンモルトの伝統を現代に受け継ぐ貴重な逸品。

そして、イチローズモルトでも有名な秩父蒸留所の肥土伊知郎さんが
インタビューでこんなことを言っていました。

「スプリングバンクは製麦からボトリングまで一貫して自社で行っている蒸留所です。
麦芽自給率100%を達成している蒸留所はここだけです。
小さいながらもすべて自分たちの目の届く範囲で完結させているスタイルは、
まさに秩父蒸留所の目指すところと同じなんです。」

そう。まさに、伝統的な製法を続けている今では珍しい蒸留所、それがスプリングバンク!!

 

 

 


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