清里フィールドバレエ31周年記念ウイスキー Kiyosato Field Ballet 31th Anniversary



「清里の奇跡」このように称えられた過去のシリーズ

清里フィールドバレエは日本で唯一、長期にわたって連続上演をされている野外バレエ公演です。昨年2020年、31回目を迎える予定で準備を進めていましたがコロナ禍の緊急事態宣言により、状況が大きく変わり公演中止もあるかもしれえないという中で、何とか継続をしたいという強い思いにより、安全対策を徹底するため客席は半分、ダンサーのみなさんも練習での蜜を防ぐなどして、演目を「白鳥の湖」一演目のみ開催に踏み切りました。




村長の船木上次さん




ROCKの創業者にして、萌木の村の村長でもある船木上次さんは、とても温和で柔らかく温かい方です。清里で行われるウイスキーフェス。そのフェスにバグパイプ演奏で招待を頂き2日間をも過ごさせて頂きましたが、その自然の中にある環境下でウイスキーファンが集まり語り笑い合う時間は格別のものだったと強く思います。




清里ウイスキーフェスティバル2015




画像引用:ハチ旅




この様なコロナ禍で笑顔が少なくなり混沌とした世の中に船木さんは「このような時だから」という強い意志で秩父蒸溜所・肥土社長に31周年記念のウイうキーをお願いをしたそうです。




船木さんは、1990年から始めた野外での本格的なクラシックバレエ公演「清里フィールドバレエ・コンサート」を開催しましたが、第1回は3日間の公演で、入場者数350人でスタート。第13回は公演日数も14日間と初年度の4倍以上。そして入場者数8500人にも増え、世界でも類のない屋外バレエ公演に育て上げたました。さらに期間中は清里周辺の宿泊施設にも影響を与え、清里における夏のビッグイベントになっています。




そんな歴史と経緯のある今回のウイスキー




白鳥の湖のイチローズモルト




船木さんのイメージは・・・
美しい王女オデットと悪魔の娘オディール、白と黒、善と悪、表と裏ということを肥土さんに伝えたところ、ピュアな樽と、それとは正反対のスモーキーな樽が選ばれたそうです。それから「白鳥の湖」をイメージするウイスキーが誕生しました。




この出来栄えは、これまでのイチローズモルトに無い新しいイメージとか!
最後に、このウイスキーに対する船木さんの思いを原文のまま記載させて頂きます。




肥土さんも私も、地域と共にその地の誇りを守り、大地に根を張って生きていきたいと思付ています。そんな情熱をこめてできあがった私たちの作品です。本当に波乱に満ちた一年でしたが、ここにひとつの夢を実現できたことに感謝いたします。

萌木の村村長 船木上次
















こちらは7年物です。キレイなフルーティーさに、わずかなスモーキー感




イメージは「白鳥の湖」簡単に白鳥の湖のストーリーを書いておきます。
ちなみに僕は・・・一応フランスにいてオペラとかも見に行っていて・・・
見えないですけどね(笑




白鳥の湖のあらすじ








  • オデットが悪魔ロットバルトに白鳥に姿を変えられてしまいます。
    ジークフリート王子が成人式を迎える場面から幕を開けます。
  • ジークフリート王子は、母からお城の舞踏会で結婚相手を選ぶよう言いつけられます。
    まだ王子は結婚をしたいとは思っていなく、友人と湖へ出かけます。
  • 湖には白鳥たちが泳いでいました。月の光が射すと、白鳥たちはたちまち娘の姿に変わりました。王子はひときわ美しいオデットに惹きつけられます。オデットは夜のときだけ人間の姿に戻ることができる呪いをかけらていることを王子に伝えます。そして、この呪いを解くには、まだ誰も愛したことのない男性に愛を誓ってもらうこと・・・とも。結婚相手をあらばなくてはいけない舞踏会が憂鬱だった王子は、オデットに舞踏会に来るようにと伝えます。
  • 舞踏会の夜に、オデットにそっくりなオディ―ルが現れます。実はこのオディールは悪魔の娘が化けている姿です。それを知らずに王子はオディールを花嫁として選んでしまいます。それを知ったオデットの仲間の白鳥は、王子が悪魔に騙されていることをオデットに伝えるため湖へ急ぎます。そして王子も悪魔の仕業に気づき、急いでオデットのいる湖へ向かいます。
  • そこへ悪魔が現れ王子は跳びかかり激しく戦います。王子は悪魔に勝利しましたが白鳥たちの呪いは解けませんでした。絶望した王子とオデットは、湖に身を投げて来世で結ばれます。

    ※白鳥の湖は幸せに結ばれるパターンもあります!













個人的な感想




白鳥の白、悪魔の黒、清純の白、妬みの黒、人間らしいと言えば人間らしい話なんですね。
そして、この白鳥の湖の特徴は、1人で2役(オデット・ドディール)を演じるところです。
これは1人のプリマの葛藤が強く表現される部分だと思います。同じ人間が善と悪を同時に演じるわけですからね。この精神的葛藤が映画の「ブラック・スワン」で表現をされました。




ブラックスワン、白鳥の湖の悪魔を黒鳥とも捉えられると同時に、このブラックスワンという言葉は経済にも使われ、その意味は「めったに起こらないが、壊滅的被害をもたらす事象のこと」です。
今まで普通にしていたところ起こってしまったコロナ、これは滅多に起こることではありません。そして様々な物事で破壊的被害をもたらしました。




奇麗なフルーツの香り、その逆を行くスモーキーさ。相反する物が合わさり1つの物へとなり、幻想と現実を行き来する。白鳥の湖にはバレエという「芸術」があり、芸術の中に「官能」や「本能」を見出し、官能の中の「狂気」を表現し、狂気の中に「幻想」を見る。
対極的でありながらも均等が取れたバランス。そんなものを感じます。