シードル・ヴァル・ド・ランス・ブリュット

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シードル




意外というか何というか僕はシードル好きですね。
というかフランスにいたときにバグパイプのせいもあり
ブルターニュにはかなり行ったのでバーやビストロだけでなく
ブルターニュと言えばガレットですが
ガレット屋さんでいつも1L注文して陶器のポットに入れてもらって
ガブガブ飲んでいてガレット屋さんのマダムに

『日本人でそんなにシードル飲むの珍しいね!!』

って言われたことがあるくらいシードルは飲んでいました。

パリに自宅にはいつもケースでシードルを常備していたほどです(笑)
ちなみにその時常備していたシードルが
今回紹介する『ヴァル・ド・ランス』です。

日本人の方だと瓶を想像するかもしれませんが違います!!
1.5Lのペットボトルです(笑)












あぁぁぁぁ懐かしいな。

これを冷蔵庫に確実に3本は冷やしておいて
喉が渇いたらキャップを開けてラッパ飲み(^^♪
ゴクゴク飲んじゃうんですけど、もし炭酸が抜け気味になってきたら
一気飲みするか、シロップ作って合わせてグラニテという
氷菓子(シャーベット)みたいなの作って食べてましたね

こういうシードルがフランスのスーパーにはあって
めちゃくちゃ安いんですよねぇ~!




シードル・ヴァル・ド・ランス




ヴァル・ド・ランス





フランスに数多くあるシードル・メーカーの中でも、濃縮還元果汁や砂糖を一切加えず、その年に収穫されたブルターニュ産のりんご100%天然果汁のみを使用するという伝統的製法を今日まで受け継いでいる生産者です!




シードル用の果樹園で育てられた40種類以上ものりんごをブレンドしているので、深い味わいと、安定した品質が保証されています。




しかも一番しぼりのフレッシュな果汁のみを使用する贅沢さ!




濃縮還元果汁や砂糖などは一切加えられていない天然のおいしさのままのシードルに仕上がっています。
伝統的技法を受け継ぐシ-ドル職人の匠の技と現代的品質管理を誇るシ-ドルです。




パリ農作物コンテスト金賞など数々の賞を受賞しています。




シードルには味の種類があります




ブリュット(ドライ)








ドゥ―(甘口)








左のボトルが『ブリュット』と言って日本語的にはドライな印象
りんごのタンニンさがしっかりと感じられるのと同時に酸も感じます。感覚的にはシャンパンを想像してもらえると早いです。りんごかブドウかの差ですね!そして、サッパリしているのでどんな料理にも相性が良いです。これからのじめっとした季節にはピッタリです。




右は『ドゥ―』と言って甘口に当たります。
こちらは甘めですが、それでもタンニンの苦さをしっかりと感じることができます。ドライよりもタンニン感は強く感じるかもしれません。そして、りんご本来のやさしい甘い香りが広がります。




今回、ドラフトで用意したものがこのヴァル・ド・ランスのブリュットです!




そもそもシードルってどんなお酒








超簡単に言いますね!




りんごで作ったスパークリングワイン




今回はシードルって言ってますが、英国圏ではサイダーだし、スペインではシドラだし、アメリカはハード・サイダーで読み方は違いますが何となく近いものがあります。




読み方も違うんですが、それぞれの国の特徴が良く出ているのもシードルです。

僕が好きなのはフランス系のドゥ―(甘め)とブリュット(ドライ)の中間にある『ドゥミ・セック』なんですが、フランスらしくワインに象徴されるように香りを楽しむような構造にもなっていて味わうタイプが多く、伝統を感じます。

そして度数の低いビターというビアスタイルのように喉を潤しゴクゴク飲めるイギリスのタイプ。ただ近年のイギリスのサイダーはクラフト系が様々なスタイルのものを作っています。ビール消費国らしく醸造には明るいので楽しいシードルが多いです。

そしてバスクを代表するようにグルメの多いスペインは酸が特徴的です。
バスク地方などで伝統的に食べられている乳製品「クワハーダ」。 というものがあります。フレッシュチーズの発酵製品です。やはり酸です。
美味しいスパークリングワインのカヴァ、瓶内に酵母を入れて瓶内二次発酵をさせます。やはり特徴は酸です。このように酸の使い方が上手なのがスペインですが酸っぱいのが苦手な人にはちょっと癖があるのがスペインのシードル、シドラなんですね。
あと、スペインのシドラの特徴というと、その注ぎ方のエンカンシアールです。








このボトルを上に持ってグラスに叩き落すような感じで注ぐのがエスカンシアールで、 スペインのアストゥリアス地方にて行われている正しい注ぎ方なんです。この注ぎ方をすることでシドラがグラスに叩きつけられ空気を含むことで酸をまろやかにして飲むことができるんですね。




シードルに合う料理って?




万能選手なんですが、やっぱり特徴による相性はあります。




ドライなものは魚との相性は全般的に良い感じ。
ただ、魚は繊細な食材なので果実香が強いシードルだと、ぶっちゃけ生臭みを感じてしまうんですね。この生臭みを感じさせないようにするためにはアクセントが必要なんです。ハーブとかスパイスとかです。
それらがある事で香りが立って複雑身が増し相性が良くなります。




鯛のカルパッチョ




お肉との相性も良いというのはよく聞く話です。確かに合います。だけどその肉の種類によって差はあります。




シードルとの相性の良い肉は、やはり豚肉です!

薬膳では、豚肉とりんごの組み合わせによって、のぼせやほてりが改善されると考えられているんです。

りんごの酸味のクエン酸によって食欲増進に働きます。そして豚肉のビタミンB1が糖質の分解を高める働きがあるので、りんごと豚肉は疲れが取れて元気が出る食べ合わせという訳です!
さらに、りんごの食物繊維のペクチンが血中コレステロールを低下させ、便秘予防に有効な働きも持っています。

豚肉自体が淡白な味なので濃いめ、甘いシードルの方が相性は良いです。

科学的な意味合いからも『りんご+豚肉』は相性バッチリなんですよ。




豚肉とリンゴのソテー




あと、野菜スティック!なんてのも良く紹介をされていますね。
生野菜に生りんごの組み合わせが多いですが両方生ですし歯ごたえという部分での相性が良いことは想像できます。が!野菜スティックというのは、その形であって味そのものの話ではないんですね。生野菜と生のりんごをタレなりドレッシングで食べるという料理を話しの主体にしないといけないんです。
なので生野菜とリンゴとの相性ではなくて、ソースやドレッシングと合うんです!!オイルと酸です。




野菜スティック




さて、料理何か作ろうかな?





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