シェイン 世界が愛する厄介者のうた

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シェイン 世界が愛する厄介者のうた




6月3日から伝説のバンド、ザ・ポーグス(The Pogues)の天才詩人、シェイン・マガウァンの映画が公開されます。あのThe Poguesです!




シェイン 世界が愛する厄介者のうた




既に予告動画があるので、これを見て頂ければOK!





シェイン・マガウアン(ザ・ポーグズ)「俺の音楽はこれから」『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』予告編




僕はバグパイプをやっていますが、スコットランドの民族楽器です。ケルト文化のスコットランドですが、色濃く残るのはアイルランドも同じです。そして僕が10代でハマった音楽、アイリッシュ・パンク、その元祖と言うべきバンドが、シェイン率いるThe Pogues(ザ・ポーグス)です。




このザ・ポーグス、クリスマスのときに多くの人が聞いたことのある曲を歌っています。僕の大好きな映像がYouTubeにあるのでリンクします。





The Pogues and Kirsty MacColl – Fairytale of New York




全英No.1のクリスマスソングです。いい曲ですよね。
で、ここで一緒に歌っている女性、カースティー・マッコール。この女性はイギリスにおいて80~90年代のギターPOPの女王として君臨するほどの実力者なんです。父親が偉大なフォークシンガーでサラブレットとして英才教育を自然に受けて育ちました。初期には60年代POPをイメージさせるような感じなんですが、そのキャリア初期は基本的に他のアーティストへの作家活動で活躍したという経歴なんです。85年に動画のザ・ポーグスにスポット参加をしている頃が彼女が一番輝いていた時期だと思います。




しかし、2000年に彼女は不慮のボート事故で息子をかばって他界してしまいます。カースティーは動画でも分かりますが可愛らしい感じの顔立ちです。デビューが20歳なんですがその頃はアイドルのようなんです。そんな彼女の代表曲はこちらです。





Kirsty MacColl – A New England




それでですね。




ザ・ポーグスはアイリッシュパンクを確立をした伝説的なバンドなんですが、アイリッシュパンクというジャンルは『アイリッシュ+パンク』なんで。基本的な音楽要素にアイリッシュがあるということです。それは伝統的な曲であったり、リズム、楽器など、その要素は色々あります。ザ・ポーグスもティンホイッスルやアコーディオン、バンジョーなどアイリッシュを代表る楽器を取り入れています。さらに伝統的なアイルランド曲のカバーもしています。




知られることの無かったような伝統的な音楽を世に多く広めたのがザ・ダブリナーズというバンドです。物凄くカッコいいんです。僕も何枚もCD持ってます。パブに合う曲も多く、セッションなどでは演奏される曲も凄く多いです。そんな伝統を重んじるザ・ダブリナーズ、そして反逆のポーグスがコラボして歌っているんですが、これがまたカッコいいんですよ!




ダブリナーズでヴォーカルを務めるロニーがシェインと同じようにポケットに手を入れて歌う姿が微笑ましんですよね。このロニーは2008年に他界してしまうんですが、入院をしたときに、U2、シニード・オコナー、シェイン・マガウアン(ザ・ポーグス)、モイヤ・ブレナン(クラナド)、クリスティ・ムーアら、豪勢な地元アイルランドのミュージシャンが集まって、トリビュート・ソング「The Ballad Of Ronnie Drew」を制作し回復を祈ったんですが、残念ながら帰らぬ人となってしまいました。





The Irish Rover – The Pogues & The Dubliners, 1987




途中でシェインが飲んでいるお酒の紙コップ?を床に置く場面がるんですが、投げたり潰したりしないで、マイクスタンドの足の手前ではなく奥に置いているんですよね。絶対に本当は礼儀正しく優しいと思うんですよね!あと、シェインにとってもロニー率いるダブリナーズは尊敬に値しているはずなのでリスペクトしながらこのステージに立っていると思うんです。僕の想像ですが・・・。




ちなみに、このアイリッシュローバーはマストが27本も立っているとんでもない船の壮絶な終わり方を歌っています。




ロニーはアメリカのドロップキック・マーフィーズにも参加をしています。ドロップキックマーフィーズにとってもロニーは偉大な存在ですが、その収録風景は和やかで見ていてほころんでしまいます。ロニーは物凄く伝統的でトラッドの立役者、しかし次世代のアイリッシュ音楽家を温かく見守る父親のような存在だったからこそ愛されたのだと思います。





Dropkick Murphys – Making of: Flannigans Ball + Boys on the Docks Acoustic Version




僕ごとなんですが、このドロップマーフィーズが渋谷AXでライブをしたんですが、そのときもちろんキルトで行っていました。しかもノーパンです。それで暴れていたんですがステージに呼ばれてステージに上がってキルトをめくってお尻を見せて楽しんでいたのは内緒です(笑)




シェインの映画でスコッツマンがコラボするよってことを言いたかったはずが、音楽の話しかしていませんでした。詳細は専用ページが出来てるので見てください!




シェインのアイリッシュパブ巡り








アイリッシュパブ・・・と書いてありますが、スコッツマンは読んで字のごとくスコティッシュですが、その中に入れてもらえることになりました(笑)




で、この流れから、ここ数年で僕が良く聞いているバンドの紹介です。




『 The Petersens(ザ・ピーターセン)』

ミズーリ州ブランソンを拠点に活動するブルーグラスバンドなんですが凄いのはその構成なんですよ。家族5人+その友人1人

マンドリン&ヴォーカル:末子ジュリアン(中央)
バンジョー&ヴォーカル:次女エレン(左)
フィドル&ヴォーカル:長女ケイティ(右)
ギター:長男マット
バス:ママのカレン
ドブロ:友人のエメット





Fields of Gold – The Petersens (LIVE)





末っ子のジュリアンが歌うときに両側のお姉ちゃん2人のまなざしがほんとに優しいんです。
ライヴがあったら行きたいバンドNo.1です!





映画が始まったら飲んだくれたら嬉しいです♪










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