今、人気ですね。
岐阜県郡上八幡のジンやアブサン。

アルケミエ辰巳蒸留所

行くことが出来ましたぁ。

早朝6時過ぎの神楽坂は雨、その中を出て4時間ほど。
着いた岐阜駅は快晴!気持ちいいです。

織田信長公にご挨拶。



 

ここからバスで1時間ちょい。

 

着きました。郡上八幡。

 

 



 

 

 郡上八幡の町を歩いていて感じたことなんですが
どこを歩いていて水の音が響いています。
水音というのは癒しを与えてくれます。
涼やかな清流の町が郡上八幡です。

 

 



 

城下町を散歩して、いざ!辰巳蒸留所へ。

 



 





 

蒸留所はとってもシンプルです。

ここで辰巳君のお酒が造られています。
ラベル貼ったり、ロウ付けしたりも行われています。





 

蒸留所裏には犬啼川(鍾乳洞の湧き水)が流れています。

この地を訪れることも楽しみの一つでした。

 

お酒造りで大切な水。
その水がどのような環境にあるのか。
その場所で話を聞くことが出来たのは素晴らしい経験でした。

この地の土壌はジュラ紀後期と同じなんだそうです。
現在から約1億9960万年前~約1億4550万年前まで続く地質時代。

このジュラ紀の名前は、フランス東部からスイス西部に広がる
ジュラ山脈において広範囲に分布する石灰岩層にちなんでいるんですが
この郡上八幡、犬啼川の土壌も石灰岩、そして玄武岩になっています。

 

さっき、犬啼川(鍾乳洞の湧き水)と書きました。
鍾乳洞が出来るためには石灰岩でできている場所に限られます。

鍾乳洞のでき方の分かりやすい解説をリンクしておきます。

 

鍾乳洞ってどうやってできるの?
鍾乳洞ってどうやってできるの?

鍾乳洞ってどうやってできるの? 
今日のはてな : 子供の科学のWEBサイト

 

ひとつ面白い話を聞きました。

バーボンのジャック ダニエルが使っている水が
テネシー州リンチバーグのジャックダニエル蒸溜所の近くにある
ケーブ・スプリング(鍾乳洞)から湧き出るライムストーンウォーター

これは石灰岩層を通って濾過された水なんです!

そうです。

遠く離れたアメリカ、ジャックダニエルで使われている水
その水の馳走も辰巳蒸留所と同じジュラ紀後期の石灰岩。
条件が同じという事なんですね!!

やはり、酒造りにおける水の重要性を感じずにはいられませんでした。

 



 

犬啼川の水温は年間を通して約14℃
先日行ってきた栃木の尚仁沢湧水は11℃でした。

 



 

そして、これが辰巳蒸留所の秘密兵器

カブト釜式蒸留器

これは元々は焼酎の蒸留器です。

辰巳君の手が触れている部分は銅で出来ています。
器みたいにへこんでいて円錐形で真ん中がとんがっているんです。
これを反対にすると兜(カブト)みたいだから
カブト釜式蒸溜器といいます。

 

ウイスキーを好きな方にはよく見かけるポットスチルとは
まったくもって訳の分からん形をしています。

仕組みも良く分からないと思いますので超簡単に説明います。

 

まず、蒸留をする液体を入れるものが必要になりますが
それは下記の写真のもので、この中に液体やボタニカルを入れます。



 

この上に先ほど辰巳君と一緒に写っている木桶みたいなのを乗せます。

 

イメージ的には蒸し器みたいな感じです!!

まわりの土台の部分が蒸気で熱せられます。
そうすると中に入れてあるベーススピリッツが蒸発を始めます。

上部の銅のカブト部分に水を張ります。
熱せられた蒸気が同部分に触れると
上部は水が張ってあるため冷えているので液化します。
円錐形にとがっているのでその部分に流れます。
それを下の写真の銅製のジョウゴ状のもので受け
パイプを通って液化したものが流れ出ます。
これがジンだったりアブサンだったりします。

 



 

このカブト釜式蒸溜器最大の特徴と云うか欠点は、その効率の悪さ!

江戸時代から明治頃まで用いられていた伝統的な蒸留法ですが、
蒸留に大変な時間と手間のかかる原始的な製法。

なので現代において極めて希少な製法なんです。

その代りなんですが!!!

香味豊かな、他では味わうことのできない
個性のある美味しいお酒に仕上がるというのも特徴なんです。

 

分からない部分が多いと思うので製造過程がYouTubeにあったので
貼っておきます。後半部分に蒸溜方法が説明されています・

 



 

辰巳君はこの郡上八幡という土地でジンやアブサンを作っています。

 

それは自分で造っているというよりも
最終工程の蒸留部分を担当しているという感覚なのかなと感じました。

 

その土地に存在するモノ(ボタニカル等)は近隣の方が届けてくれたり
自分で取りに行ったりしています。

それは季節で変わり日々変わっていくもので
辰巳君が自然に合わせることしかできません。

水もボタニカルも全部郡上八幡の土地や人が与えてくれた産物。

その産物をお酒にする工程を丁寧にしています。

 

だから、人々を魅了するんだと。

 



 

最後は隣のバーで辰巳君のお話を聞きながら試飲。

 

今後の事とか、今までの事とか聞きながら・・・・

 

楽しい時間でした。

 

あっ、郡上限定のジンも買ってきました。